「理論的思考」が皆無だった私が管理職になってぶち当たった壁とは?

はたらくこと

こんにちは!花子です♪

今日は、私が管理職になって初めてぶち当たった「理論的思考の壁」について、痛ーい経験談と共にお話しをしたいと思います。

これから管理職になるかもしれん!

という人はぜひ読んでもらえると嬉しいです。

2社目の会社に勤めて3年目のある日、事業責任者を命じられました。(うちの事業部は比較的小さい規模だったので、昇進と同時に事業責任者になってしまった!)

やったー!事業責任者、かっこいいやん♪

と思ったのは一瞬。今まで何も考えずに生きてきた私には、その先に苦労が待ち構えておったんです。

事業責任者になる前は、やりたいことがあればとりあえず発言。その場で思いついたジャストアイディアで発言するのがマイスタイルでした。

管理職になって最初のミーティング。

「責任者」という立場にワクワクで自信満々で事業の戦略案を持って行った私。

お相手は会社のお偉い人トップ2の常務と社長でした。

平社員の私には特に小難しいことを言うこともなかったお2人。

そのイメージから「余裕だろ♪」なんて構えていたんですよね。

そして、いざプレゼンとなったとき

花子

「競合の比較調査をいたしました。A社、B社、C社いずれも導入している○○を弊社でも導入を検討したいと考えています!♪現時点で遅れをとっている部分や消費者に不便を感じさせてしまっている部分を、○○の導入によって、改善させたいと考えています♪」

何の文句もなく、通してもらえると考えていました。

し、か、し…

「他社が導入していることだけがうちで導入する理由にはならないよね?他にはどんな理由があるの?」

…?

(他社が導入していることだけでは、理由になら…な…い?ドウユウコト????)

頭の中にはハテナマークがいっぱい。

「いや、、えっとー……

完全に口篭ってしまいました。

それ以降のプレゼンも

「その根拠は?」

「数字は?」

「他社の稼働状況は?」

(あっ…すいません…そこまで調査が及んでおらず…)

と。こてんぱんに打ち砕かれたのです。

あんなにもウキウキで臨んだ戦略会議。思いもよらない現実の厳しさを突きつけられてしまったのです、、。

(…もう、今までの○○やりたい!が通用しなくなってる…)

目の前の景色がスーッと暗くなっていったのを覚えています。笑

当時の私に圧倒的に足りていなかったのは、「理論的思考」でした。すべてを感覚で捉え「あれをやったらきっとこうなる♪」「これを導入したらお客さまに選んでもらえるのではないか?」

そんな短絡的な発想で、全ての物事を見ていたんですね。

でも当たり前ですが、事業を会社として進める上でそんな感覚的な話は通用しません。

どんな提案にも数字でわかるデータと、そこから導き出される根拠が必要だということを知りました。

(遅い!)

というわけで例えば1番初めにしていた提案

「競合の比較調査をいたしました。A社、B社、C社いずれも導入している○○を弊社でも導入を検討したいと考えています!♪」

これだけでは足らず

「利用者様の声をアンケートで拾った結果にも、半数以上の方が導入を希望と回答しています」

とか

「A社は○を導入して以降、稼働率は○%増化しています」

などのさらに具体的な根拠が必要だったんですよね。

ひとつ通したい企画がある場合は、

そこに紐づくデータを

複数用意することが必要なんだ、ということを痛感させられました。

それ以降、死ぬほど苦手な「論理的思考」を学ぶため、ロジックツリーや問題解決思考の本をとにかく読み漁りました。

読んでも読んでも、頭が痛くなるばかり。

しかし、事業責任者としてのプレゼンには絶対必要な考え方…痛い頭を鼓舞しながら、実践してはまた指摘され、また発表してみてはまた指摘されを繰り返すうちに以前に比べれば感情だけで突っ走らない冷静さを少しだけ身につけた気がします。

今でもとっても「感覚派」の私ですが、

当時痛い経験をしたおかげで得られたものは大きいと思っています。

特に女性は感覚派の方が多いようにも思います。だからこそ、女性ならではの慣性で物を見られるのは素敵なことですが、さらにそこに「論理的思考」がプラスされればきっと最強。

(出来る女子だ!と思われるかもしれませんよ!)

社内に限らず、営業先でも大切な「理論的思考」私の経験が何かの役に立てれば幸いです♪

それでは、今日もいい1日を!

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