営業2年目の私がコワ面社長と心通わせることができた「苦手な人」と付き合うとっておきの方法

はたらくこと

相手の背景を少し考えるだけで、苦手な人ともうまく付き合えるとしたら?

社会に出て、誰でも悩んだことのあるのが「人間関係」。 

人ってそれぞれ違う経験を経て今に至るから、考え方や価値観が違うのは当然だったりします。でもそうすると、日頃生活で「なんとなく合わないな〜」という人と出会うことも避けては通れません。

プライベートでは「合わない人とは付き合わない!」という選択ができたとしても、仕事ともなるとそうはいかない。親戚付き合いや所属義務のある組織など、人間関係を選べない環境ってたくさんありますよね。

そこでどうしたらいいか。

私がやってきた方法の一部を今日はご紹介します。

「この人は私とは合わない!」と切り捨ててしまうのはとても楽。

でも、そこで少~しだけ考えて、なぜこの人は

「こういう言い回しをするのだろう」

「どういう背景があったんだろう」

「本当はどういう人なんだろう」

と考えていくと、その人の本質が見えてきたりします。

営業時代、花子にはこういう経験がありました。

ある取引先へ、ご挨拶訪問のアポ取りの電話をかけたときの第一声がなんと、

「挨拶になんて来るんじゃねえ!!電話も二度とかけてくるな!」

しかもめちゃめちゃ怒鳴り声・・笑

まあ怖い。

でもね、私の仕事はルート営業だったこともあ利、いつかはその方とも顔合わせしなければいけなかった。なので、当時の花子はちょっとアホで怖いもの知らずだったということもあり、

なんと、そこの会社に翌日、アポなしで突入してしまった!笑

すると想像通り

「電話であれだけ来るなっていったじゃねーか!今すぐ帰れ!出てけ!!」

と怒鳴られてしまったのです。チビリそうになりながらも

「この人はなぜ大きい声を出すのかな?」

と考えてみたんです。

(もしかしたら、この人は威圧しながら話すのがデフォルトで威圧しながら話すことによって自分の商談や取引を優位に持っていく癖があるだけの人なのでは? それならば、さっきの言葉を威圧のないバージョンに脳内で変換し、会話をしてみよう!)と思いつきました。

花【何で来たんだ!という質問に対し、】

「今後長くお付き合いをしていく中で、しっかりご挨拶だけはさせていただきたいと思い、ご迷惑なのは重々承知の上、足を運ばせていただきました。」

こう淡々と答えてみることに。すると

「なんだよ!挨拶なんていらねーよ。今まで誰もきたことね〜よ。帰れよ!」

あれ?さっきよりも少しトーンが下がった?

そう思いながら、ノベルティをお渡しして帰ろうとすると、意外にも私にいろいろ質問してきたんです。

もちろん威圧トーンはそのままで。笑 そこで営業何年目である、とか、出身、だとか、いろいろなお話をしました。 会話の途中、社長の難しい話についていけない私に対して

「なんだよ!そんなことも知らねーのかよ!」

と威圧キャラでのツッコミをされつつも、その日はなぜかいろいろな話ができたのです。そしてその後も花子は営業のチャンスを狙い、足繁くその会社に通いつめました。そうしているうちに、次第に社長とは徐々に普通のトーンで様々なことを話せるまでになっていきました。

そして、私が会社を辞める頃には世間話をしに出入りするような仲にまでなっていたんです。

もちろん営業先としていろいろな物も買ってくれました。笑 こわオモ社長も蓋を開けてみたら、普通の一人の人間。(入り口は、本当に口が悪く、すごく嫌なヤツだったけど。笑)

私もプライベートだったらここまで付き合いにくそうな人にこうは頑張りません。笑

でもそこは「営業」という立場だからこそ、

実はアニメ大好きな面だとか、

訪問時には毎回ジュースを買っておいてくれる優しさだとか、

血が繋がっていないけど息子のように可愛がっている男の子がいるとか、

そういう意外な部分も知れたんです。

人は第一印象でイメージはほぼ決まってしまいますが、それだけで判断するのはちょっともったいない。特に「立場的にもっと仲良くなりたい!」という人に対しては、人よりも一歩踏み込んで、その人の性格や背景についてじっくり考えて観察してみると、案外いい関係が築けたりします。

しかも、そんな人ほど打ち解けた人には特に心を開いてくれたりもする。

つまり、他の人には築けない関係性を作ることができるかもしれないんですよね。

そうやって、あなたにしか掴めない素敵なご縁につながることもきっとあると思うのです。

人を第一印象だけで判断しない。その人の言葉ではなく、背景や裏側の感情に目を向けてみる。

こんな意識で、皆さんも素敵な心のつながりを持てたら嬉しいです。

花子は祈っていますよ^^ それでは!また。

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