大人になってもワクワクに忠実だった父の話

こころのこと

こんばんは幸子です。今日は私の父の話をしようと思います。

私の父は男子高校の教師でした。初めて入った私立学校でつい最近まで勤めていて定年退職を迎えました。そんな父は「熱狂」という言葉がぴったりなくらい、行動的でのめり込む性格。

いつかパンを焼くことにハマって、最終形態はピザに行き着いたのだけど、1週間連続で食卓にピザが並ぶ日々。それに家族一同付き合わされることになるんだけど、朝にはカチカチのパン、夜は生焼けしたピザが出てきたり。そして私は母に文句を垂らす。一人で食べればいいのに、共感してほしい・褒めてほしいので、周りにも強制するんですね。

困ったことにこの「熱狂」は定期的にやってきて。「ラーメン」「カレー」、1週間続くと萎えるメインメニューばかりが食卓に並ぶことも。

その他にも、「熱狂」は突如やってきます。畑を借りてきて農作物を育て始める。DIYでリビングを改造する。また、平日の夜は決まって放送大学のラジオを聞いて勉強していました。中でも「知りたいこと」欲に忠実で勉強熱心だったんです。そして、ハマらなかったらすぐ辞めるし、農業や勉強は私が社会人になっても続いていて趣味であり生活の一部になっていました。

大人になって何かを始めることに、最初は躊躇から入ってしまう自分がいたのだけど、ふと何かを始めることに対して躊躇がない離れた父の姿を思い出したんです。

父が定年退職するとき、長年勤めた学校の挨拶で「人生悔いなし!」って言って去っていったらしい。私も将来、そうなれるといいな。

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